「きれいが、いちばん」 の話

エアコンの小話

更新日:2020.06.17.Wed|エアコン|

各地梅雨の時期になり、暑くてじめっとした季節ですね。

エスワンではそんな夏も快適に過ごせるよう、毎日エアコンのお困りごとに精一杯対応中です!

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最近エアコンのメンテナンスについてTVやネットニュースで話題となる事が多いですね。

「室外機の清掃は大切」、「お掃除機能付きでも汚れがたくさん・・・」、「自分でできる分解清掃!」とか。

そんな話題の中で「フィルター自動お掃除機能付きエアコンのフィルターが細かくてすぐ詰まる!」といったコメントがありました。

確かに昔はフィルターのめがそこまで細かいものではありませんでした。なぜ現在細かくなったのか、ちょっと小話をしようと思います。

エアコンは室外機でガスを圧縮したり膨張させて冷暖房を行っています。ルームエアコンの冷媒ガスはここ数十年でR12→R22→R410a→R32と進化しています。フロンガスによるオゾン層の破壊問題などに対応すべく、環境に配慮した冷媒が開発され進化しているのです。冷媒ガスの進歩と共に毎年消費電力削減の為の開発もどんどん進んでいます。インバーター制御などのコントロール系はもちろん、空気の熱を交換する熱交換器(アルミフィン)の構造もかなり進化しています。熱交換器の面積を増やしたり、形状を変えたり、内部の構造を複雑にすることで効率よく室内の空気を冷暖房できるように進化しているのです。昔は単なる四角い熱交換器で隙間も広かったものが、斜めになったり、背面側に増えたり、二重になったり、最近はV・W字形も存在します。

熱交換器が進化し、アルミフィンの隙間がせまくなると困ったことにホコリなどの浮遊物が詰まりやすくなってしまうといった問題が出てきました。

そこで各メーカーはエアフィルターのめを細かくするなど対策をしたのです。ホコリなどの浮遊物をしっかりキャッチし、熱交換器を詰まらせず出てくる風もより浄化されることになりました。しかし、そうするとすぐフィルターが詰まる!といった冒頭でお話しした問題が発生するのです。では各メーカーはどうしたのか・・・。

「それならば、フィルターを自動で掃除する機能を付けよう!」お掃除機能の誕生です。

フィルター自動お掃除機能付きは付加価値商品となり販売単価があがり、フィルターを清掃するのが手間であるユーザーさんにはありがたい機能だと注目されています。一方でなんでこんな中途半端な機能がついて余計に高いんだ・・・。という方もいらっしゃいますが、お掃除機能付き開発の経緯はフロンガスの環境問題や省エネによるものでもありました。

誰もがこまめにフィルターを清掃するといいのですが、手間だったり、取り扱いがわからなかったり、吹抜け設置など手が届かなかったり。ユーザーが増え使用環境が多様化しエアコンがあるのが当たり前となった現代、各メーカーは時代に合った商品を日々開発しています。エアコンを購入する際は、使用環境やメンテナンスのことも考えて機種を選定することも大事ですね。

話が長くなったのでこのへんで。お掃除機能付きエアコンもたまにフィルターを外してお掃除をしましょう。台所に近いエアコンは油汚れで詰まったり、ペットを飼われているお宅は毛がからんだりしていることが多いです。

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Es-One 石田